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バルトレックスを妊娠中に使用するとどんな副作用が出る可能性があるのか

危険なウィルス

妊娠中の薬の使用については、形態異常(奇形)を引き起こす可能性もあり、十分な注意が必要です。女性が妊娠すると、体内では複雑な変化が起こることになり、母体は機能低下をしたり、逆に機能が過敏に働いたりするので、薬の副作用が強く現れやすくなるのです。

妊娠中の薬の使用を考えていくうえでは、妊娠初期、胎児発育期、周産期(分娩前後約2週間の時期)の3つのステージに分けて考えることが重要です。妊娠初期における薬の使用で、一番の問題になるのは形態異常(奇形)となります。言い換えると、妊娠初期に胎児の器官を作るのに影響のある薬を服用すると、器官形成が妨害されて、形態異常(奇形)が起こることがあるのです。

受精してから子宮に着床前後の期周(排卵後2週間)に、大きな障害を受けた場合、流産する可能性が高くなります。ただし、受精卵・胎芽(妊娠20日までの妊卵の状態)は比較的抵抗力があり外からの影響は受けにくいことが知られています。

神経系は2~4週間、心臓は3~6週間、四肢は4~7週間目に作られるので、この期間の薬の使用には最大限の注意を払う必要があります。特に受精してから7週までは比較的大きな形態異常が起こりやすくなります。逆に、14週間を過ぎた後は、それまでの期間と比べると形態異常についてはあまり心配することはないといわれています。

最も注意したいのは、妊娠に気づくのは生理が止まってからある程度の期間が経ってからということです。一番大事な受精してから7週までは、実は妊娠に気づいていないということもあり得るのです。日頃から生理が来るタイミングには気を使い、少しでも遅れているときは、できる限り薬の服用を控えるべきです。

バルトレックスについては、妊婦または妊娠している可能性のある場合、ヘルペスを治療することが、薬の副作用のリスクよりも優先されると判断された場合にのみ、投与するという定めがあります。つまり、症状が深刻でヘルペスウイルスを抑える必要性が大きくない場合は、投薬を控える方が推奨されているのです。

性器ヘルペスの再発抑制療法中に妊娠した場合で、その後もバルトレックスの投薬を続けた場合の安全性は確立されておらず、大量のバルトレックスを皮下投与した動物実験では、形態異常(奇形)が起こったとの報告もあります。ちなみに、授乳期での使用も慎重になるべきです。これはアルコールなどと同じですが、バルトレックスの成分は授乳期の母乳にも移行することが実験で判明しているのです。

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